柏木町町内会安全ボランティア 会員高齢化で解散 子どもの登下校見守り19年

柏木町町内会安全ボランティア 会員高齢化で解散 子どもの登下校見守り19年
これまでの活動をたたえ、乾杯する会員ら

 苫小牧市の柏木町町内会(柳谷昭次郎会長)が主体となって、児童生徒の見守り活動を行う「柏木町町内会安全ボランティア」の解散式が25日、同町内会館で行われた。ボランティア会員10人の高齢化が進み、安全や体調面から継続が困難と判断。2005年のスタートから19年目での解散となった。

 見守り活動は05年3月、不審者による女子児童や生徒への声掛けが相次ぎ、民生委員7人が地域の安全を守るために始めた。以降、泉野小学校と啓明中学校の通学路で、登下校時のあいさつやパトロール活動を実施。子どもたちを毎日見守る民生委員の姿に、保護者や町内会役員も次々と参加を決意。翌06年には56人が集結した。

 活動は強制せず、できる日に加わることを大切にしてきたが、会員のほとんどはやりがいを感じ、自主的に続けた。創立時からの会員佐藤節子さん(74)は「子どもの成長を見守ったり、会話したりするのが楽しかった。体調を崩して休んだ翌日は子どもたちが心配してくれ、互いに見守られている実感があった」とほほ笑む。

 児童らも町内会に感謝の手紙を贈るなど信頼関係は深く、この日は会員と学校関係者合わせて約30人が参加し、解散を惜しんだ。柳谷会長は「犯罪も減り、地域の宝である子どもたちを守ることができた」と謝辞を述べ、参加者の温かい拍手に包まれた。今後は有志が個人的に活動を継続するという。

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