駅前再整備計画策定検討委開く 基本構想で意見交換 新年度から事業前進へ

駅前再整備計画策定検討委開く 基本構想で意見交換 新年度から事業前進へ
駅前再整備に向けて新年度以降の取り組みを議論した検討委員会

 苫小牧市は27日、駅前再整備計画策定検討委員会を市役所で開き、苫小牧駅周辺ビジョンに基づく基本構想案について意見を交わした。市は2024年度から事業全体を前進させる考えで、駅前広場の都市計画変更や国の補助金活用に向け、早い段階で関係者との協議や手続きを進める予定だ。

 基本構想案は2月に公表済み。駅前再整備想定区域として、苫小牧駅南口から旧商業施設・苫小牧駅前プラザエガオや旧駅前バスターミナル周辺約3・3ヘクタールを設定。駅周辺に科学センター機能のサイエンスパークや子育て支援施設、商業スペースを備えた建物を、南側に駅前広場や公園、ホテルや市まちなか交流センター・ココトマの機能を持つ建物を配置。東側もバスレーンや立体駐車場、オフィス、コワーキングスペースなどを想定している。

 事業が予定通りに進んだ場合、24年度に旧サンプラザビルの内部調査、再開発を担う民間事業者の公募を行い、25年度に基本計画の作成、26年度以降に建物の解体を計画する。解体費は現時点でエガオが約15億円、旧駅前バスターミナルが約10億円と試算。民間事業者の提案、国の補助金、交付金の活用を模索する。

 同委員会ではこれら基本構想について意見を交換。委員は駅と公共交通機関の接続や交通弱者への配慮を求める声や、サテライトキャンパス設置を踏まえて「若者の声を聞いては」などの意見を寄せた。座長の北大大学院工学研究院の森傑教授は「何十年先の空間の価値を考えた時の作り物を議論していきたい。今後とも積極的にチャレンジしてほしい」と述べた。

 市は同日まで行われたパブリックコメント(意見公募)や委員の声を踏まえ、最終調整した上で基本構想を決定する。市未来創造戦略室は「関係者との合意形成など、一定の時間を要するものもあるが、時間軸を意識し、可能な限り早期に実現できるよう取り組む」としている。

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