鈴木直道知事は28日の定例会見で、小林製薬(大阪市)製の紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントが原因とみられる健康被害が相次いでいる問題について、「いわゆる健康食品において健康被害が発生していることは非常に残念に思う」と受け止めを述べ、「27日時点で道内の保健所にも健康相談、事業者に係る相談などが28件寄せられている」ことを明らかにした。
知事は「現在、道では同社の紅麹原料を使用した製品の取り扱いの相談があった際には、小林製薬などと相談の上で製品の自主回収も含めて対応を検討するよう助言している」と説明。「27日に道内事業者から保健所に対して届け出がされた事案があった」と述べた。また、「現在、体調に不安がある人については、最優先で医療機関、かかりつけ医などを受診していただきたい」と語った。
この他、新型コロナウイルス感染症の対応を国が4月から「行政の関与を前提としない、通常の医療提供体制によって対応する」方針を打ち出したことについては、「道内では2020年1月28日の初確認以来、4年以上にわたり関係機関の協力で対策を進めてきた。4月以降は従来とは対応が変わっていく。そういった意味では一つの節目を迎えた」との認識を示した。
ただ、「コロナはまだ変異を繰り返しており、インフルエンザは全国を上回る状況が北海道は続いている」と指摘。年度末のこの時期は「進学、就職、転勤など人の移動が増える」とし、「感染予防を日常に。道民の皆さんには改めて体調の管理に気を付けていただきたい」と述べ、手洗い、換気、有症状時のマスク着用など基本的な感染対策の徹底を呼び掛けた。
また、長谷川岳参院議員(自民党)が札幌市職員らを過度に叱責したとの週刊文春の報道を巡り、知事は「適切でない発言があったと受け止めた。改めるべきは改めるべきだと直接申し上げた」と述べ、28日に電話で長谷川氏に苦言を伝えたことを明らかにした。
















