苫小牧市内の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)に所属する木山耀太(ウトナイ小6年)がこのほど、大阪府で開催されたジャパンアスリートカップ決勝大会の小学6年男子重量級に出場し見事優勝した。今季三つ目の全国タイトルを手にし「苦しい道のりだったが、優勝できてよかった」と笑顔で話した。
全国から強者が集った一戦。木山は44人のトーナメントを制し、頂点に駆け上がった。初戦を難なく突破し、2回戦では近距離戦を得意とする実力者に苦戦しながら勝利。3回戦はスピード型の選手を相手に重い拳で応じて勝ち上がった。
準決勝では打ち合いを展開するも「途中まで全然効かせることができなかったが、後半に畳み掛けた」と下段蹴りを駆使して決勝に進んだ。迎えた決勝は、大型の全国チャンピオンと激闘を繰り広げた。相手の重たい攻撃を足を使って避けながら、残り15秒で一気に攻勢ををかけた木山が王座をつかみとった。
5年生までは全国優勝をつかめなかった木山。昨年から今年にかけ飛躍的な成長と活躍を見せている努力家は「先生からのアドバイスを大切に進んできた。これからも人のために戦って優勝を重ねていきたい」とさらなる活躍を誓った。

















