苫小牧市は2023年の市内漁業統計(速報値)をまとめた。魚介類の漁獲量は前年比5・2%減の6060トン、漁獲高は4・2%減の18億8500万円(100万円未満は切り捨て)。秋サケの記録的な不漁が響いたほか、主力の一つスケトウダラも振るわず、金額は2年ぶりに前年実績を下回った。
苫小牧漁業協同組合の漁実績に基づき、市が1~12月の統計データとしてまとめている。定置網や刺し網など漁ごとの統計とは異なり、混獲された魚介類も金額や数量に含んでいる。全魚介類の1キロ当たり平均卸売単価は3円高の311円だった。
秋サケは漁獲量が78%減の94トン、漁獲高が76・3%減の8300万円。23年秋サケ定置網漁の漁獲量は、胆振海区漁業調整委員会に記録が残る1997年以降で最低。歴史的な不漁が、全体を押し下げた。
スケトウダラも漁獲量が24・8%減の2239トン、漁獲高が17・9%減の2億3200万円と不振。外来船の漁だがイカも大幅に落ち込み、漁獲量は79・6%減の48トン、漁獲高は73・4%減の5200万円だった。
一方、水揚げ量が23年連続日本一を誇る特産品のホッキ貝は安定した漁を展開。漁獲量は8・6%増の840トン、漁獲高は12・0%増の4億3800万円だった。1キロ当たりの平均卸売価格も17円高の522円を記録した。
この他、通年で漁獲されるカレイは堅調で、漁獲量は37・5%増の873トン、漁獲高は62・5%増の2億2600万円。毛ガニは道の資源調査に基づいて漁獲枠が減り、漁獲量は19・9%減の24トン、漁獲高は12・9%減の1億2200万円だった。
市農業水産振興課は「ホッキ貝は23年連続日本一で資源管理の成果が表れたが、全体はサケ、タラの減少が影響した。今後の動向を注視したい」と話す。
















