苫小牧市によると、2023年度の市内のヒグマの目撃件数は35件で、件数は多くなかったものの、市街地への出没で住民の不安が高まるケースもあった。道は山菜採りやハイキングのシーズンが始まる4~5月を「春のヒグマ注意特別期間」とし、警戒を呼び掛けている。
市のまとめによると、市内での目撃件数は19年度が48件、20年度30件、21年度39件、22年度61件。23年度の35件は過去5年間で2番目に少なかった。一方、桜坂町で9月30日と10月1日、親子のクマ3頭が出没し、市だけでなく町内会がパトロールするなど、住宅地に近い場所での目撃も目立った。
市内でヒグマが目撃されるのは例年、冬眠が明ける4月からで、道によると、人身被害の半数は山菜・キノコ採りで発生。負傷者数は1989年度からの統計で10月が最多、4月が次に多くなっている。
道は「被害者にならない一番の方法はヒグマに遭わないこと」と訴え、▽食べ物やごみは必ず持ち帰る▽1人で野山に入らない▽野山では音を出しながら歩く▽事前にヒグマの出没情報を確認する―など基本的なルールを、ポスターやホームページで説明している。



















