75キロ以下級Rハンドで優勝 樫原雷慈―PROVE杯

75キロ以下級Rハンドで優勝
樫原雷慈―PROVE杯
PROVE杯を制したパンプアップ塾の樫原

 苫小牧市内のアームレスリングチーム「パンプアップ塾」(星山一範塾長)所属の樫原雷慈(21)が第1回PROVE杯アームレスリング大会(3月3日、旭川市)の75キロ以下級ライトハンドで優勝した。樫原は「取りあえず1回は勝ちたいと思っていた。優勝できてうれしかった」と笑顔で話していた。

 大会はアームレスリングを始めて間もない選手による新人戦。16人が出場し、敗者復活を含むトーナメントで行われた。本選トーナメント1位の選手と同トーナメントを敗れ、敗者復活トーナメントを勝ち上がった選手とが対決を繰り広げながら頂点を競った。

 樫原は初戦から持ち前のスピードを武器に順調に勝ち上がる。「自分のポジションに持って行くことができた」と本選トーナメント決勝も勝利し、無敗で決勝進出を決めた。決勝戦の相手は本選トーナメント決勝で破った相手。本選同様スピードを生かし勝負を決めに行くも、相手に手首を返されこう着状態に。それでも「ここからは自分との闘い」と言い聞かせ、およそ15秒ほどの戦いを制した。

 樫原が同塾に入会したのは昨年9月。小学生の頃、アームレスリングをしていた父親の影響で4年生から2年間競技に取り組んだ経験があり、「またやりたくなった」と入会を希望し、再びトレーニングに励んだ。大会出場は小学生当時以来15年ぶりだったというが「勝ち負けにこだわらず楽しくやろうと思った。緊張はしなかった」と若手のホープはブランクを感じさせなかった。

 普段は市内のフィットネスジムにほぼ毎日通い、体を鍛えているという樫原。「自分を追い込むことが生きがいになっている」と笑顔。「今回はアームレスリングを初めて間もない人が出る大会だった。次は一般の部で活躍できるように頑張りたい」とさらなる高みを目指す構えだ。

 指導に当たる星山塾長は「20~30代の選手が急成長し、大会でも入賞できる実力が付いてきた。4、5月の大会でも期待している」と飛躍へ向けてエールを送った。

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