アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道(REH)が2023~24シーズンの期間限定で着用したアイヌ文様入りユニホームについて、苫小牧市は今年度の活用策を模索している。選手たちは通常のユニホームのスポンサーとの契約で着続けることができないため。14日までは新千歳空港内のアイヌ工芸店「アイヌモシリ」に3着を貸し出し、店内に飾るなどしているが、その後の使い道は白紙だ。
REHの限定ユニホームは苫小牧アイヌ協会の会員が監修し、選手用の25着を作製。チームカラーの赤を基調にアイヌ文様を目立たせたデザインで、肩周りのラインを苫小牧のアイヌ文化を象徴する丸木舟の形状に模したりと工夫を凝らした。
REHは3月9、10両日、ネピアアイスアリーナでの対栃木日光アイスバックス戦で着用したほか、予約販売も展開。チーム広報は「選手やファンからもかっこいいと評判はよく、多くの注文を受けた。チームとしてアイヌ文化を学ぶ機会にもなった」と振り返る。
しかし現在は、市が保管。同アリーナなど公共施設での展示や、職員らの着用によるPR活動を検討している。
アイヌモシリは、同アリーナに出店していた縁で協力を快諾。同19日から店員がユニホーム姿で接客し、店内にも飾っている。岡田牧子店長(26)は「アイスホッケーファンだけでなく、デザインの良さから声を掛けてくれる人もいる。売り上げにつながったケースもあり、今後も何かお手伝いできたら」と話す。
市は今年度のアイヌ文化施策として、例年同様の講座開催のほか、市美術博物館が展示資料用の民族衣装を新たに制作する。市総合福祉課は「ユニホームを活用してアイヌ文化に一層の関心を持ってもらう機会にしたい」と力を込める。
















