昨年4月の道交法改正で努力義務化された自転車利用者のヘルメット着用を推進するため、苫小牧市は2024年度、市内在住の高校生以下を対象に自転車用ヘルメットの購入費用補助事業を始める。2000円を上限にヘルメット購入費の半額を補助する。
24年度当初予算に事業費130万円を計上。3000円の商品なら、1500円分が補助対象となる。650人分の財源を確保した。
自転車の事故が全国で相次ぐ中、利用者の安全を守るため、昨年4月1日から自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務となった。
これを受け、市は学校や町内会などの依頼を受けて交通安全教室を開く際、自転車乗車中の事故でヘルメット未着用時の致死率が、着用時に比べ2倍ほど高まることなどを紹介。ヘルメットの重要性をアピールしてきたが、市内の通学路で見守り活動を続ける市民らから「中高生の間で着用が進んでいない」との声もあったという。
苫小牧自転車軽自動車商業協同組合の高木洋仁組合長は、自転車用ヘルメットについて「昨年から見ると入手しやすくなったが、値段は1割ほど高くなっている」と指摘。自身が経営する柏木町の店舗では「ヘルメット購入者は年配客が多く、中高生や30、40代にはまだ浸透していない」との実感を明かす。
市市民生活課は「購入費用補助事業が、子どもの頃からヘルメット着用を習慣づけるきっかけになれば」と期待している。
















