来館者コロナ前水準に回復 道の駅ウトナイ湖 23年度78万人 大規模改修で売り上げ増加

 苫小牧市植苗の道の駅ウトナイ湖は2023年度、入館者数が78万3335人となり、前年度比30・3%(約18万人)増となった。4年ぶりに70万人台に乗り、新型コロナウイルス禍前の水準に回復。昨年3月のリニューアルオープン、コロナ感染症の5類移行が追い風になった。物販や飲食などの売り上げも過去最高の約2億5000万円に達した。

 直近10年間では16年度の78万8965人に次いで多く、「コロナ前」直近5カ年(15~19年度)の平均76万7860人と比べても2%増。20年度以降はコロナ感染対策による休館などで打撃を受けたが、23年度はV字回復を果たした。月別入館者数は、最多が8月の10万2982人、最少が1月の2万8337人だった。

 入館者数増加の主な要因は、23年3月のリニューアルオープンと、同5月8日のコロナ5類移行。同駅は観光拠点として09年10月に開業して以来、23年度に初の大規模改修を実施。施設内の動線がすっきりしたことで、車イスでも利用しやすくなった。

 陶祥教駅長は「レイアウトを変更し、見やすくなった影響で、売り上げが増えた」と手応え。5月以降は人の動きもより活発化し「観光客は増え、お土産、シマエナガのキャラクター商品、直売の野菜など、どれも伸びている」と話す。

 一方、インバウンド(訪日客)は思うように増えず、季節によって繁閑の差が大きいなどの課題も。入館者数がピークだった夏場は、駐車場が満車で引き返す客もいたが、冬季は利用客が目に見えて減少。利用も土日や祝日に集中し、平日は落ち着くなど差がある。

 同駅は気軽な利用をより売り込む考えで、陶駅長は「新千歳空港を利用する際、立ち寄りに便利な立地を周知したい」などと意欲。冬場の利用増については、一例として窓辺のコンセント付きカウンター席を、ワーキングスペースとして利用したり、野鳥を撮影してデータをパソコンに取り込んだりする場として提案し「少しでも居心地のいい空間にしたい」と展望する。

 また、施設面もゴールデンウイーク前をめどに、屋外、屋内の飲食各1店で入れ替えオープンを予定。さらなる魅力アップを目指しており、「食事や運転の休憩でも立ち寄ってもらいたい。来てくれた方が楽しく、ゆっくりと過ごしてもらえる道の駅にしていく」と話している。

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