【アトランタ時事】サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)で、昨夏のワールドカップ(W杯)得点王の宮沢ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)がピッチに戻ってきた。国際親善大会シービリーブス・カップの米国戦(6日)で試合終盤に途中出場し、「すごく大きな一歩」。足首の故障が癒え、パリ五輪へ向け再スタートを切った。
W杯では5ゴールを挙げ、なでしこの8強入りに貢献。一躍脚光を浴びた。大会後に欧州移籍を実現させたが、昨年11~12月のブラジルへの代表遠征で足首を骨折。所属クラブで3月末に実戦復帰したばかりだった。リハビリ期間を「すごく濃かった。自分と向き合える時間だった」と振り返る。
なでしこは2月に北朝鮮との激闘を制し、パリ五輪出場の切符をつかんだ。「みんなが決めてくれたからこそ自分が戻れる」。離脱中は身体強化を意識したトレーニングを積み重ねてきており、「チームのプラスにならないといけない」と練習で見せる表情は明るい。
今夏の大舞台の地は、2018年U20(20歳以下)W杯で頂点に立ったフランス。東京五輪は代表メンバー入りを逃し、パリ五輪に向けても攻撃陣の競争は激しいが「今回こそは出たい。レベルアップした姿を見せられるように」。24歳は強い意気込みを示した。

















