JPTAピアノ全国大会で最優秀賞 苫小牧泉野小の伊藤君

JPTAピアノ全国大会で最優秀賞 苫小牧泉野小の伊藤君
最優秀賞を獲得した伊藤君

 3月末に首都圏で開催された第40回JPTAピアノ・オーディション全国大会(日本ピアノ教育連盟主催)のJ1部門(小学1、2年)で、苫小牧泉野小2年で出場した伊藤瑛心君(8)=現在3年、川沿町在住=が最優秀賞に輝いた。初出場で栄冠を手にし、市内で唯一の入賞。控えめながらも「ピアノを続ける自信が付いた」とはにかんだ。

 2歳でピアノを始め、毎日こどもピアノコンクールで銅賞を受賞した5歳の頃から本気で取り組み始めた。現在、市内のピアノ講師楠雅子さんのレッスンを受けている。

 3月27日に神奈川県で開催された同部門には各地区大会を突破した84人が出場し、道内から9人が挑戦した。伊藤君は課題曲からバルトークの「ミクロコスモス第3巻」の変奏曲などを選んだ。念願の入賞を果たすため「難しい曲だと思ったけど、頑張ってみたかった」という。

 練習では、さまざまな演奏者の音を聞き比べ、曲への理解を深めた。1小節ごとに弾き方を工夫し、鍵盤を押す力加減や速度にも気を配り、3月はほぼ毎日、数時間かけて表現を磨いた。

 当日は緊張で表情がこわばり、母親の智子さん(39)に「大丈夫?」と心配されたが、「大丈夫だから話し掛けないで。今、心の中で歌っているから」と集中力を高めた。ステージでは全力を出し切ることができた。

 夕方すぎの表彰式では、疲れから来る睡魔と闘っていたが、最優秀賞を告げられると全身で喜びを爆発させた。審査員から「自分の世界がある演奏だった」「バルトークの民族性豊かな作風を大胆に見せてくれた」と高い評価を受けた。

 翌28日は東京のトッパンホールで全国優秀者演奏会に臨み、積み上げてきた独自の表現を力強く披露した。「とても好きな曲になった。ピアノも大好き」と晴れやかな表情を見せ、3年生に進級した今も、新たなコンクールに向け練習に励んでいる。

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