【ミネアポリス時事】米大リーグは10日、各地で行われ、ドジャースの大谷はツインズ戦に2番指名打者で出場し、五回に右前打を放って7試合連続安打とした。3打数1安打、1四球。チームは2―3で敗れた。
ブルージェイズの菊池はマリナーズ戦に先発し、6回3安打1失点、9奪三振で勝敗は付かなかった。試合は延長十回の末、1―6で敗戦。
カブスの鈴木はパドレス戦に2番右翼で出場し、4打数無安打、3三振だった。パドレスの松井は七回に2番手で登板し、1回を1安打無失点。パドレスが10―2で勝った。レッドソックスの吉田はオリオールズ戦に7番指名打者で出場し、六回の第3打席で右前打を放った。
大谷、 激走も本塁憤死
ドジャースの大谷が激走を見せたが、惜しくも本塁で憤死した。2―3で迎えた七回2死一塁で、フリーマンが右翼線に二塁打。一塁走者だった大谷は勢いよくスタートを切ると、スピードに乗って三塁ベースも蹴り、本塁に突入した。
球審は大谷のスライディングが一瞬速いと判断し、セーフと判定。しかし、ビデオ判定で覆って同点とはならず、試合はこのまま敗れた。ロバーツ監督は「守備が素晴らしかった」と相手の中継プレーをたたえた。
大谷は五回の右前打で7試合連続安打としたが、本塁打はなし。メジャー通算本塁打で松井秀喜(元ヤンキースなど)の持つ175本にあと1本に迫っており、記録達成は12日(日本時間13日)のパドレス戦以降に持ち越しとなった。
菊池、力投報われず
ブルージェイズの菊池は、6回1失点の力投が報われなかった。古巣のマリナーズ相手に、156キロを計測した直球を軸にスライダー、チェンジアップを操り9奪三振。今季初白星は逃したが、「スライダーとカーブに頼らず、ストレートでカウントを整えられたのが一番。今後につながる登板だった」と満足そうに振り返った。
六回途中無失点だった5日のヤンキース戦に続き、打線の援護に恵まれない試合が続いている。「こういうこともあるし、勝ち星にこだわってもコントロールできない。先発ローテーションを高いクオリティーで守ることにこだわっていきたい」と気持ちを切り替えた。
千賀、60日間の負傷者リストへ 復帰は早くて5月下旬
【ニューヨーク時事】米大リーグのメッツは10日、右肩を痛めて離脱している千賀滉大投手を15日間の負傷者リスト(IL)から60日間のILに移行した。球団公式サイトによると、復帰は早くて5月27日となる。
千賀は2月下旬に右肩の張りを訴え、2年目の開幕をILで迎えていた。














