駒大苫参戦「感謝の気持ちで」 プリンスリーグあす開幕 U18サッカー

練習試合に汗を流す青いユニホームの駒大苫選手=4日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場

 高円宮杯JFAU18サッカープリンスリーグ2024北海道は13日、札幌市と旭川市の各会場で開幕する。道内のトップクラブ、高校の計8チームが競い合い、苫小牧からは駒大苫小牧高サッカー部が出場。岡崎史裕監督は「もちろん1位を目指していくが、先輩たちが残してくれた出場権なので、感謝の気持ちを持ちつつ臨みたい」と意気込みを語る。初日はアウェーで札幌大谷と同校グラウンドで対戦する。

 3年13人、2年22人に今季は1年生24人が入部して総勢59人。ピッチ上ではアグレッシブにハードワークをしながら守備、攻撃を展開する。個人技メニューもこつこつと積み重ねつつ高めていく。昨季まで、チームの主力は3年生だった。全くの次世代が引き継ぐ今年度に岡崎監督は「経験が浅く、体格もきゃしゃな選手が多い。フィジカルのベースアップが第一だが、それぞれが真面目に取り組んでいるので、どんどん状態が上がっている」とみる。

 3月下旬には昨年に続いて東北遠征を実施した。道外のチームと対戦してレベルアップを図り、競技ができる喜び、感謝の気持ちをしっかり持てるように―との目的を持って東日本大震災で被災した地域も見学し、サッカーに対するマインドセットを改めて行った。

 昨季のリーグ成績は、6勝4敗4分けの勝ち点22で、8チーム中4位。現在、主力3選手をけがで欠いていて万全ではない中、岡崎監督は開幕に向け、「勝敗に固執せず、どんどんチャレンジしていく。厳しい戦いが続くと思うが、新3年生の自覚も芽生えてきているので、チーム全員で同じ絵を描いて取り組んでいきたい」と強調した。

 プリンスリーグは10月までに、ホーム&アウェーで14節が行われる。駒大苫小牧高のほか、昨季覇者の北海高や北海道コンサドーレ札幌U18、札幌大谷、旭川実業、札幌創成、北照、大谷室蘭各高校が出場する。

 駒大苫小牧の日程は別表の通り。

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