幹部の東京出張62回 長谷川氏の威圧問題、旅費518万円 道知事会見

幹部の東京出張62回 長谷川氏の威圧問題、旅費518万円 道知事会見
道幹部4人の長谷川氏関連の東京出張回数、旅費を公表した鈴木知事=12日午後3時ごろ、道庁

 自民党の長谷川岳参院議員(道選挙区)の言動を威圧的と受け止めた職員が複数確認された問題を巡り、鈴木直道知事は12日の定例会見で、長谷川氏に関連し道幹部4人が東京へ出張した2023年度分の回数と旅費を公表した。出張は計62回に上り、交通費、宿泊費などを含む出張旅費は総額518万897円だった。

 内訳は前副知事が10回・99万2010円、前水産林務部長が20回・176万9840円、前経済部観光振興監が7回・46万4220円、前経済部ゼロカーボン推進監が25回・195万4827円。このうち長谷川氏のみの面談を目的とする出張は計15回で、旅費は計110万5900円だった。

 長谷川氏のもとに1年間で計62回出張したことについて、知事は「用務の必要性で判断すべきもの。今回確認した4人の出張については、必要な用務であるということを確認した」との認識を示した。

 また、知事は長谷川氏以外の道内関係の全ての国会議員に調査を拡大したことも明らかにした。対象は課長級以上の700~800人で19~23年度の5年分。威圧的な言動の有無も含めて調べる。「今回、職員が萎縮するという状況が確認された」ことを重視し、今後「萎縮せずに声を上げやすい環境、誰もが働きやすい環境、風通しの良い環境、そうした職場づくりをしていくため、調査を広げていく」と狙いを説明。「できるだけ速やかに整理をしていきたい」と述べ、調査結果は公表する姿勢だ。

 国の24年度予算成立時、長谷川氏に対して部長級職員から速やかにお礼の連絡をするよう組織的にメールで依頼していたことについては、新たに国の補正予算成立時の昨年11月と、24年度の政府予算案が閣議決定した昨年12月にも同様に全庁一斉メールを依頼していたことも公表した。「計画推進課がお礼の方法としてタイミングの共有を図るため、庁内各部の予算担当者に送信したと報告を受けた」と説明。「複数の幹部職員が威圧的と受け止めていることが確認されたわけで、こういう対応につながった可能性もある」と指摘。「いずれにしてもメールを一斉に送るというのは適切ではない。私の方から改めるよう指示した。道庁組織として改めていく」と語った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る