北洋銀行は、2024年1~3月期の道内企業の経営動向調査結果を発表した。全産業の売り上げDI(「増加した」企業の割合から「減少した」企業の割合を引いた数値)は、前期(23年10~12月)から8ポイント低下しマイナス9に。利益DIも8ポイント低下してマイナス15となった。売り上げ、利益DIとも2期連続のマイナス圏となり、停滞感が強まっている。
売り上げDIの業種別では全8業種中、食料品製造業、木材・木製品、建設業、卸売業、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の7業種が前期から悪化。ホテル・旅館業は38ポイント低下したものの35で、全業種で最も高い水準を維持している。食料品製造業(20ポイント低下して10)と運輸業(7ポイント低下して4)の2業種はプラス圏を継続している。
一方、鉄鋼・金属製品・機械は前期から改善。6ポイント上昇して3となり、3期ぶりにプラス圏に転じた。
利益DIの業種別では、鉄鋼・金属製品・機械と卸売業の2業種が前期から改善。卸売業は8ポイント上昇してマイナス9、鉄鋼・金属製品・機械は3ポイント上昇してプラス・マイナス0となった。
これに対し、食料品製造業、木材・木製品、建設業、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の6業種は前期から悪化。ホテル・旅館業は29ポイント低下したものの、24で全業種で最も高い水準を維持している。
全産業の24年4~6月期の見通しでは、売り上げDIは13ポイント改善して4となり、3期ぶりにプラス圏に転ずる予想。利益DIは10ポイント改善するもののマイナス5で、3期連続マイナス圏となる見通しだ。
企業からは「原価、人件費、原油価格高騰の影響を引き続き受けている。価格転嫁、高付加価値化を進め、単価引き上げにより売上高は増加しているものの、利益確保が難しい状況」(観光ホテル)、「売り上げ、利益はコロナ禍の時期と比べて増えてきているが、働き手不足が顕著である」(飲食店)などの声が上がっている。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託。2月中旬~3月中旬に、道内企業692社を対象に実施。360社から回答を得た。回答率52・0%。
















