クロガレイ今が旬 苫小牧沿岸で刺し網漁ピーク 漁獲高前年比24%増

クロガレイ今が旬 苫小牧沿岸で刺し網漁ピーク 漁獲高前年比24%増
クロガレイを中心に水揚げが本格化しつつあるカレイ類

 苫小牧沿岸のカレイ刺し網漁が間もなくピークを迎える。1~3月の水揚げ量は前年同期比約15%減の66トンだが、漁獲高は同24%増の2370万円とアップ。4月に入りクロガレイが早くも主役で、今後は5、6月のホッキ貝休漁期に合わせ、マガレイの漁獲も本格化する。漁業者らも「クロガレイはサイズも大きい。地元の魚をぜひ味わって」とアピールしている。

 苫小牧漁業協同組合の漁は、水揚げ日本一を誇るホッキ貝、スケトウダラ、秋サケの三つが主力だが、カレイ類も通年で10種類以上を水揚げする主力級。5、6月はホッキ貝が資源保護のため休漁するため、4月から旬のクロガレイやマガレイを狙って、カレイ刺し網漁に専念する漁業者が増える。

 1~3月はカレイ類の中では高級魚マツカワに次いで単価が高いババガレイが前年同月比37%増の10・8トン取れた一方、ソウハチは58%減の13トンにとどまった。このほか、アサバガレイが2・3倍の6・3トン、イシガレイが倍増の6・4トンなど。4月に旬を迎えるクロガレイは33%減の14トンだった。

 ただ、クロガレイは漁獲量が増加傾向で、4月に入ってからはおおむね1日数トンの水揚げが続いており、苫小牧漁協は「クロガレイはこれからがピーク。魚も大きく、卵もしっかり入っている。煮付けに最高」とアピール。クロガレイよりも単価が高いマガレイも、わずかだが既に網に入っており、ゴールデンウイーク明けにも漁獲が本格化する見通しだ。

 今年は「春告魚(はるつげうお)」のニシンが昨年に続いて振るわず、1~3月は57%減の0・6トン。4日からツブ貝の水揚げも本格化したが、徐々にカレイ漁を操業する漁船も増える見通しで、「今年は取引価格も高く、カレイのいい時期を迎えられそう」と期待している。

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