ZEB認証取得 エネルギー削減率100%超に 出光道製油所

ZEB認証取得 エネルギー削減率100%超に 出光道製油所
ZEB化工事を進めているプロダクションセンター

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(山岸孝司所長)は、プロダクションセンター(PC)でエネルギー消費量を実質ゼロにする「ZEB」化を進める中、設計段階でエネルギー削減率が109%に達し、建築物の省エネ性能を第三者評価機関が評価する制度の一つ、BELSの最高ランク「星5」とZEB認証を取得した。

 同製油所のPCでは2月から、照明、空調、換気、給湯を省エネ機器に改める工事を展開中。来年12月までに蛍光灯約850本をほぼLED(発光ダイオード)に変えるほか、空調はヒートポンプを使って高効率化するなどし、一般家庭の年間電力使用量換算で、約3300世帯分の削減効果を生む予定だ。

 さらに製油所向かいに位置する所員駐車場に、カーポート型太陽光発電設備も導入し、再生可能エネルギー電力の確保を計画。これらの設計段階でエネルギー削減率は109%に到達。評価機関・日本ERIのBELS認証では、削減率100%以上の建物に与えられる最高評価、星5のZEB認証を5日付で取得した。

 同社は2023~25年度の中期経営計画で、次世代エネルギーの社会実装に向けて、製油所のCNX(カーボンニュートラルトランスフォーメーション)センター化構想を掲げている。道製油所は「BELS認証の取得を契機に、将来のCNXセンター化構想の実現に向け、一歩ずつ着実に変革を進める」と意気込んでいる。

 同製油所のPCは、鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約3400平方メートルで、原油の受け入れから製品の出荷まで司る施設。定期補修期間を除いて24時間体制で稼働し、機器類や配管などの温度や圧力を集中管理し、膨大なエネルギーを使っている。2月にZEB化と認証取得を目指すことを公表していた。

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