憲法に込めた 男女平等の思い知って 市役所でベアテさんのパネル展 18、19日

憲法に込めた 男女平等の思い知って 市役所でベアテさんのパネル展 18、19日
ベアテさんのパネル展を企画したメンバーら

 憲法記念日(5月3日)を前に、日本国憲法の起草に携わり、条文に「男女平等」を盛り込んだ米国の故ベアテ・シロタ・ゴードンさんのパネル展が18、19の両日、苫小牧市役所1階ロビーで開かれる。2002年に市内で行われた講演会の際に撮影した写真など約40点を展示するほか、講演内容をまとめた資料も配布する。主催する市民団体は「すべての人の命と権利が脅かされない社会の在り方を考える機会にしたい」としている。

 ベアテさんの生誕100年を記念し、市民団体「男女平等参画社会(人権)を推進する市民・全国ネットワーク苫小牧支部」(佐藤昭子支部長)が市と共催、苫小牧民報社が後援する。

 展示するのは、憲法草案に込めた男女平等に対する熱い思いを講演会で語るベアテさんの様子を収めた写真など。来場者には、ベアテさんの講演内容や功績のほか、市男女平等参画都市宣言文や憲法14条、24条を記載した資料も配布する。

 ベアテさんはピアニストの父の仕事の関係で幼少期を日本で過ごし、終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)民政局が進めた日本国憲法起草に関わった。女性の権利に関するさまざまな条文を執筆し、その思いは憲法14条「法の下の平等」、24条「両性の平等」という人権規定に生かされた。

 同全国ネットワークは男女平等参画社会の実現を目指す個人や団体で構成し、苫小牧支部には約20人が所属。憲法施行から間もなく77年となる今も、配偶者などからの暴力(DV)や児童虐待、いじめやハラスメントなどの深刻な人権侵害がなくならず、男女格差も世界的な統計で一向に改善されない日本社会の現状を憂慮。ベアテさんが憲法に託した思いを多くの市民と共有しようと、パネル展を企画した。

 年度内に、憲法をテーマにした座談会や講演会の開催も構想中で、準備を進めるメンバーは「多くの皆さんに関心を持ってもらえれば」と声をそろえる。

 入場無料。時間は午前8時45分~午後5時15分。

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