苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)は今年度、実習科目に、地域の企業や団体で活躍する人たちを講師に迎えた講義を組み込んだ。7月末までの前期日程で計15回、学外での実習も交え、学生に地域活性化について考えてもらう初の試みだ。
対象となる講義は、国際文化学部の西川祥一教授が担当する実習科目「地域創生A」。地域づくりの現状、課題を受講者同士で話し合いながら学びコミュニケーション力、プレゼンテーション能力向上を目指す内容で、最後に地域活性化策を発表する。
今年1月、市内西部地区からまち全体の活性化を目指す団体「にし活」(事務局北洋大、石見勝政代表)に協力を打診。石見代表がメンバー以外にも声掛けしたところ、清掃事業者や助産師、キッチンカーオーナーなど8人が講師を快諾した。講義は18日から7月25日まで、毎週木曜日午後4時20分から一こま90分で行う。
初回の18日は、市内の商店主が共同運営する「とまこまいWEB商店会」の山口敏文事務局長による「WEB商店会誕生(1)」。ネット通販サイトを活用し、1週間で700万円を売り上げた経験など事業成功の秘訣(ひけつ)を語る。
5月9日は東胆振初のコミュニティーFMラジオ局「FMとまこまい」の局長で、運営会社とまこまいコミュニティ放送の二瓶竜紀社長が「FMとまこまい、役割と現状」と題して講話。同16日には受講者が番組づくりを体験する予定だ。
11日にオリエンテーションが行われ、留学生を含む学生16人が講師と初顔合わせ。西川教授は「地域の実践例を聞き、内容によっては現場で学ぶ機会もある。さまざまな角度から地域活性化を探りたい」と述べた。
講師の一人で、パン工房を経営しながら地域活性化につながる活動に取り組む石見さんは「1人でも多くの方に思いを伝えられたら」と意気込む。
同大国際文化学部キャリア創造学科4年の佐々木幸暉さんは「苫小牧で働く人の話を聞くことで見えてくるものがあると思う。講座で得た知識を将来に役立てたい」と目を輝かせた。
講義は一般市民も受講可。希望者は開講日に直接、同大C102教室へ。
問い合わせは、北洋大学 電話0144(61)3111。
















