代位弁済37.6%増 23年度の道内10年ぶり高水準 ゼロゼロ融資返済本格化で 信用保証協会

代位弁済37.6%増 23年度の道内10年ぶり高水準 ゼロゼロ融資返済本格化で 信用保証協会

 北海道信用保証協会は、2023年度の道内の信用保証実績を発表した。倒産などで返せない企業の借金を同協会が肩代わりする代位弁済の金額は、前年度比37.6%増の173億5200万円。新型コロナウイルス対策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済本格化などにより、13年度以来10年ぶりの高水準となった。

 代位弁済については、コロナ禍の20、21年度は低水準で推移していたが、22年度から大幅な増加に転じていた。

 23年度の代位弁済の件数も1703件となり、前年度に比べ34.6%増えた。このうちゼロゼロ融資の弁済は件数が38.2%、金額では47.9%と5割近くを占めた。

 業種別の弁済額は、建設業が前年度から57.3%増の47億2300万円で最多。以下、サービス業(同48.5%増の32億9400万円)、小売業(同38.9%増の23億7500万円)、卸売業(同9.7%増の15億8700万円)の順。主要8業種中、運送倉庫業を除く7業種で前年度より増加した。

 借り入れの保証に応じる保証承諾は、件数が前年度比14.1%増の2万3616件。金額は同27.6%増の3252億4700万円。このうちゼロゼロ融資の借り換えで利用可能な「伴走支援型特別保証」の申し込みが増加。金額は約3.2倍の1068億6900万円だった。

 同特別保証の利用に関しては、借換時に元金据え置き期間を設定する企業が5割以上に上った。同協会では「コロナ禍で制約されていた社会活動が正常化していく一方で、長期化する円安や人員不足、原油・原材料・エネルギー価格高騰の長期化など、事業者を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いている」と分析。同特別保障を利用した「多くの企業が借り換えや元金据え置きの設定を行い、返済負担軽減を図った」と指摘している。

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