レッドイーグルス北海道は17日、引退・退団の4選手を発表した。FW久慈修平(36)と彦坂優(29)、DF山下敬史(36)が退団し、先のシーズン限りでリタイアを表明していたGK井上光明(37)が現役を退いた。ファンへの感謝を込めて、27日には苫小牧で「お別れ会」開催を予定している。
久慈「すべてのファンに感謝」
苫小牧出身の久慈は駒大苫小牧―早大から当時の王子イーグルス入りし、1年間はドイツのリーグでプレー。抜群の運動量とスピード、シュートの切れ味で前線に飛び込む攻撃陣の基幹を担った。退団に当たり、「21番(背番号)久慈修平を応援してくれた、すべてのファンの方に心より感謝しています」との談話を発表した。
同じく山下は駒大苫小牧卒業後に王子イーグルスへ入団。常に体を張ったハードでしぶとい守りと機をみたジャンプアップで攻撃に参加する魅力を放った代表歴も豊富な名手だった。「18年間このチームでプレーできたことは誇りに思っています」とし、今後について「決まり次第、報告したいと思っています」と現役続行を模索する構えだ。
横浜市出身で北米での選手経験も重ねた彦坂は2021年に栃木日光アイスバックスから移籍し、攻撃陣の一角となってきた。「3シーズンの短い期間でしたがワシスタントの方達に支えられて頑張ってこられたことに感謝します」とコメントしている。
井上は法政大卒業後に中国のチームに入り、韓国、国内を含めレッドイーグルス含めて5チームでゴールを守った。すでに日本アイスホッケー連盟のGKコーチ就任が決まり、先の代表選考合宿を支援した。引退の弁として「今後はこの競技を支える一人として、子どもたちが安心して競技を続け、多くのファンに熱狂と感動を与えられるように、少しでも貢献したい」との談話を出した。
チームはファンに向けて引退・退団選手の「お別れ会」を27日午後1時に王子製紙多目的トレーニングセンター(表町4)で開く。開場午後0時半。山下、久慈両選手が参加し、選手トークタイム、「ワシストタント」との交流タイムを設ける。事前申し込みはレッドイーグルス北海道オンラインストアから。参加費無料で先着100人まで。室内履きは持参。




















