サンマ漁獲枠に新ルール 今年13・5万トン 1割削減 国際会議閉幕

サンマ漁獲枠に新ルール 今年13・5万トン 1割削減 国際会議閉幕
水揚げされたサンマ=2022年9月、根室市

 不漁が続くサンマの資源管理について日本や中国など9カ国・地域が話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合は18日、公海上のサンマ漁獲枠に関する新たなルールを導入することで合意し、閉幕した。新ルールに基づき、2024年の漁獲枠は、既に決まっていた15万トンから13・5万トンに1割削減された。

 会議は日中のほか、ロシアや韓国、台湾などが参加して15日に大阪市で開幕。これまで各国の協議で定めてきた漁獲枠を、科学的な知見に基づいて算出するルールに改めた。日本の水産庁資源管理部の福田工審議官は終了後、記者団に「今後も資源状況に応じて自動的に全体の枠が決まっていく」と説明した。

 周辺海域を含めた枠も、これまでの25万トン以内から22・5万トン以内に引き下げた。水産庁によると、会議では中国などが新ルール導入に慎重な姿勢を示したが、最終的には合意にこぎ着けた。福田氏は「より望ましい資源管理の形に近づけるように努力していく」と語った。

 NPFCが設定するサンマの漁獲枠は、資源量の減少を踏まえ、段階的に引き下げられてきた。20年の33万トンから、21年と22年はそれぞれ19・8万トンに縮小。23年と24年はそれぞれ15万トンに削減し、周辺海域も含めた枠は25万トン以内に抑えることで合意していた。

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