女性支援、今年度も 苫小牧市「つながりサポート」事業

女性支援、今年度も 苫小牧市「つながりサポート」事業
ヨガを楽しみながら心と体を整える参加者

 経済的な困窮や社会的孤立といった困難、不安を抱える女性が自分らしく生きられるよう支援する苫小牧市の「女性のためのつながりサポート」事業。今年度は市内の公共施設でのサロン開設や相談対応、生理用品の提供を継続するほか、就職面接などがある女性にスーツを無料で貸し出す新規事業にも乗り出した。

 同事業はコロナ禍による失業や生活困窮などに苦しむ女性が増えたことを受け、国の緊急支援策を活用して2021年度、市内四つの民間団体に委託してスタート。22年度以降はNPO法人ワーカーズコープが受託し、豊川町の事務所や電話、SNSなどでの相談対応、心と体を癒やす時間を提供する「こころとからだの健康サロン」の開催、公共施設での生理用品提供などを行ってきた。

 今後もこれらは継続する計画で8、9両日には市内4カ所のコミュニティーセンターで、今年度初の「健康サロン」を開催。厚真町のヨガ講師北條佳苗さんによる「ジェントルヨーガ」講座を通じ、自律神経の不調に悩む女性やヨガへの参加が心の支えという市民らが、自分自身とじっくり向き合った。

 新規事業の「スーツレンタル」は、就職活動や冠婚葬祭、式典への参列などで一時的にスーツが必要となった女性に無償でスーツを貸し出す試み。返却時のクリーニング代は不要で、使用日の1週間前までに相談すれば誰でも利用できる。

 市によると、23年度は同事業で延べ193件の相談を受け付け、「健康サロン」には同423人が参加。生理用品の提供件数は約1万1400件に上った。

 相談に対応している同法人の堀川紅美さんは「数多くの専門相談窓口があっても声を上げることをためらい、もやもやとした気持ちを抱えている人は少なくない」と指摘。「健康サロンに何度か参加するうち心が軽くなった」と悩み相談につながったケースもあり、事業の継続に手応えを感じているという。

 その上で「女性が元気に過ごすことは社会の力にもなる。気軽に事業を活用し、周りの人にも勧めてもらいたい」と話している。

 同事業に関する問い合わせは同法人 電話0144(71)3611。相談は携帯電話080(7222)0545まで。

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