子どもの気持ち寄り添って 市民ら50人関わり方学ぶ 木と風の香り主催の講演会

子どもの気持ち寄り添って 市民ら50人関わり方学ぶ 木と風の香り主催の講演会
子どものありのままを受け止める姿勢について学ぶ参加者

 子どもの豊かな心を育むため、周りの大人の心の在り方や関わり方などを考える講演会が18日、苫小牧市民活動センターで開かれた。講師を務めた十勝管内音更町在住のケアストレスカウンセラー佐々木祥子さんは「子どもたちに『あなたはあなたのままでいい』と伝えられる大人でいてほしい」と訴えた。

 市内双葉町で子ども食堂を運営しているNPO法人木と風の香り主催。子どもの育成に関心を寄せる市民ら約50人が参加した。

 佐々木さんは同町で不登校の子どもや発達に支援を要する子ども、その保護者らと関わりながら、自分らしい生き方を探る手助けをしている。講演会では自分を信じ、すべての感情を受け止めてくれる大人の存在がその子の心の成長にもたらす影響について解説。深く心が傷つき、自信を失っていた子どもが、自分で自分のことを決める力を持てるようになるまでの姿をエピソードを交えて紹介した。

 佐々木さん自身も家族から虐待を受けて育ち、信頼していた学校の教員からも尊厳を踏みにじられる言葉を投げ付けられたつらい経験をした一方で、問題行動を繰り返す自分を「大好きだよ」と抱きしめてくれた保育士がいたことを明かした。「どんな自分も尊重してくれた大人がいたことは、自分にとっても大きな出来事。皆さんもまずは自分自身が心身共に元気でいることを心掛け、子どもの気持ちに寄り添える大人でいてほしい」と語った。

 同法人は今後も、子どもの健やかな成長を支える大人の姿勢について学ぶ機会を設ける考え。いじめと性暴力をテーマとした「CAPおとなワークショップ」を5月にも予定している。

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