苫小牧西リトルシニア 全国の経験糧に成長を

苫小牧西リトルシニア 全国の経験糧に成長を
全国大会の経験生かし、春季リーグ決勝トーナメント出場を目指す苫小牧西リトルシニア(提供)

 苫小牧西リトルシニアが宮崎県で今月開かれた第10回記念宮日旗中学硬式野球全国大会(1~5日、サンマリンスタジアムなど、優勝は大分東リトルシニア)に出場した。全国から集まった60チームがトーナメント戦を展開した大会。1回戦で熊本中央ボーイズに0―11で敗れたが、仙田大介総監督は「全国のチームとの対戦経験は貴重なので、しっかり生かしていきたい」と今シーズンの糧とする構えだ。

 現地では交流戦2戦にも臨み、浦安リトルシニア(千葉県)には5―17で敗れたものの、諫早ヤンキース(長崎県)に6―5で逆転勝利し、1勝2敗の成績で春の遠征を終えた。福澤悠人主将は全国から集まったチームとの対戦経験を踏まえ「野球に対する意識が高く、試合でもスイングの入り方、初球から攻める意識など勉強になることがたくさんあった」と回顧。「今出せる力は精いっぱい発揮できたし、春季リーグに向けていいスタートを切ることができたので、決勝リーグ出場を目指して頑張りたい」と力を込めた。

 仙田総監督は「メンタルを強化するためにも、知らない土地で野球を経験させたかった。グラウンドで練習できないまま臨んだ大会だったが、選手たちは野球ができる喜びをかみしめながらプレーしていた」と振り返る。遠征を通じ「共同生活を経て、絆も強くなった。今後もさまざまな場面で効果が見られることを期待したい」と話した。

 今大会の出場に向け、選手たちは2月から、必要な交通費や宿泊費など、多額の遠征費となる負担を減らそうと、市内や白老町のスーパー店頭などで募金活動を行った。「市民の皆さまの募金、寄付金のご協力ありがとうございました。たくさんの応援メッセージも本当にありがとうございました」と感謝のチーム談話が示された。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る