第44回苫小牧民報杯争奪東胆振中学校春季野球大会(苫小牧民報社主催)が21日、苫小牧市清水球場で開幕した。同日までにトーナメントの1回戦が終わり、4強が出そろった。青翔・厚真は14―10で啓明との乱打戦を制し、ウトナイは6―4で啓北・明野に競り勝ち。苫東・和光は5―4で緑陵・凌雲にサヨナラ勝ちを収め、それぞれ4強入りを果たした。今季設立の安平ベースボールクラブは5―0で光洋・明倫に快勝した。
今季を占う前哨戦。東胆振の単一校と合同編成、クラブの8チームが栄冠を競う。27日は同球場で準決勝、決勝を予定している。
▽1回戦
青翔・厚真
0512132―14
0020710―10
啓明
(青・厚)岩佐、紺谷、椙尾、小山―谷間
(啓)澤井、佐藤、今井―黒江琥
ウトナイ
0010203―6
3000001―4
啓北・明野
(ウ)島野、松本、島野、松本―松崎
(啓・明)佐久間、山口、佐久間―内山
光洋・明倫
0000000―0
004010X―5
安平ベースボールクラブ
(光・明)八島、山崎―長谷川
(安)畑田―中村
緑陵・凌雲
1000021 ―4
1000022x―5
苫東・和光
(緑・凌)渡邊、片桐―山本
(東・和)山口―河合
―安平BBC、投打で躍動
部活動の地域移行に伴い、今月1日にクラブチームとして発足した安平ベースボールクラブが初陣を飾った。三回に集中打などで4点を挙げて主導権を握ると、投げては2年生エース畑田(追分)がテンポの良い投球で7回を無四球完封。小泉主将(早来学園9年=中学3年相当)は「野球は流れのスポーツ。チャンスを物にすることができた」と満足げだった。
安平町の早来学園と追分中に厚真町内の中学生らも加わり、週4日、早来学園のグラウンドに集まって練習を重ねてきた。地域柄、以前から合同チームなどで一緒にプレーしたメンバーも多数いることから、「信頼関係ができているのでチームワークはいい」。指揮を執る畠山監督は「普段はそんなに元気がないけれど、雰囲気良くいけた」と納得の表情を浮かべた。
結成からまだ日は浅く、伸びしろは十分。小泉主将は「互いに声掛けを忘れず、相手チームからも学んでいく。一つ一つの学びを話し合い、得たものを自分たちの力にしていきたい」とさらなる成長を誓った。

















