アイスホッケーアジアリーグが今月上旬に閉幕した。シーズンを通してレッドイーグルス北海道を取材し続けた。新監督の下、「成長」を掲げて2冠を目指し、選手やスタッフはもちろん、ファンさえも同じ目標に向かう光景を何度も目にして胸が熱くなった。目標には一歩届かなかったが、試合に臨むチームの姿をずっと見てきて、来シーズンこそ必ず成し遂げてくれると信じている。
団体スポーツは、選手がそれぞれのポジションで自分の役割を果たすことで勝利をつかむ。これを企業や団体に置き換えた場合はどうだろう。全員が同じ方向を向き、全力を注ぐことができているだろうか―。
私利私欲で動き、都合の悪いことには頬被りする政治家のニュースを耳にする。これまでの常識や慣習が本当に今の時代に合っているのか。失敗を恐れず変化し、成長を続けるイーグルスを見て、いま一度考え直し、歩んだことのない道へ踏み出すことも必要だと感じている。(松)









