苫小牧市内の少年野球チーム、日新スポーツ少年団(山口政昭監督)がこのほど、市内住吉町のアールベルアンジェ苫小牧で創立50周年記念式典を開き、現在の団員や卒団生、父母や歴代チームスタッフらの顔触れ約80人で結成から半世紀の節目を祝った。
式典冒頭のあいさつで浅野充弘総監督は「チームの歴史は保護者や歴代指導者がつないでくれた。設立当初の関係者のご尽力に感謝します」と語り、100年を目指すチームの将来へ願いを込めた。苫小牧市スポーツ少年団野球専門部会の金澤俊会長が祝辞としてチームの功労に敬意を表した。
祝宴では歴代チームの集合写真のスライドを投影するなどしながら、草創期から時期を追って活動の様子を振り返った。小学生団員から現在は30代になった卒団生らが登壇し、チーム代々で披露してきたオリジナルの応援歌「日新魂」を高らかに歌い上げ、時代を超えたメンバー・スタッフが結束を示して盛り上がった。
催しの締めくくりの謝辞で山口監督は「長い年月に多くの先輩方がいた。数多くの人に支えられて50年を迎えることができた」と改めて感慨を語った。
同少年団は、1973年に日新小学校野球同好会の「糸井ファイターズ」として発足した。77年に活動場所の町名変更に伴って現行の日新スポーツ少年団に改名し、2023年にチーム史半世紀の時を刻んだ。06年に生涯スポーツ優良団体文部科学大臣賞、15年には北海道スポーツ少年団創立50周年・優良団体をそれぞれ受賞した。














