北海道市議会議長会の第87回定期総会が23日、苫小牧市内のホテルで開かれた。苫小牧開催は1984年の第47回以来40年ぶり。道内34市議会から正副議長ら約110人が出席し、学校施設への冷房設備の整備要望など、全国市議会議長会評議員会への提出案件などを決めた。
飯島弘之会長(札幌市議会議長)はあいさつで、人口減少や地域の担い手不足に加え、近年の物価高や建設工事に遅れが生じている現状に触れ、「地域の現状に接する市議会の役割は非常に大きい。各市の連携を大事に知恵を出し合い、課題解決に取り組んでいきたい」と呼び掛けた。
開催地の藤田広美・苫小牧市議会議長は、ICT(情報通信技術)化の推進や約30年ぶりの議員報酬引き上げなど、苫小牧市議会の近況を紹介し「さらなる議会改革を目指して切磋琢磨(せっさたくま)させていただき、市民の付託に応えていきたい」と意欲。来賓の岩倉博文市長も「行政と議会が時代認識を共有し、さまざまな課題に対して論戦を繰り広げることが重要」と訴えた。
総会では議案9件、協議事項3件、役員改選を協議し、いずれも原案通り承認した。全国市議会議長会評議員会に提出する議案として、学校施設の冷房設備整備のほか、道西支部提出の北海道新幹線の建設促進、道東支部提出の北方領土問題の早期解決など5項目を要望することを確認した。
引き続き研修会を開き、ウトナイ湖鳥獣保護センターの山田智子獣医師が講演し、野生鳥獣の救護現場などを紹介。24日はトヨタ自動車北海道や道の駅ウトナイ湖などを視察した。
















