知事定例会見 苫小牧地域にアンモニア供給網 脱二酸化炭素、新エネに期待 丸紅など6社が検討

知事定例会見 苫小牧地域にアンモニア供給網 脱二酸化炭素、新エネに期待 丸紅など6社が検討
苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーン構築に向けた共同検討開始の意義を語った鈴木知事=25日午後4時ごろ、道庁

 鈴木直道知事は25日の定例会見で、北海道電力や丸紅、三井物産など6社が同日、苫小牧地域を拠点としたアンモニア供給サプライチェーン構築に向けた共同検討を開始したと発表したことについて、「道内のみならず、北日本への供給も可能な拠点となることが期待される」と強調。国が進める「水素・アンモニア拠点」に選定されるよう、「苫小牧市をはじめとする地域、関連企業などと連携しながら取り組みを進めていきたい」との姿勢を示した。

 アンモニアについては燃焼時に二酸化炭素を発生しないため、発電事業や鉄鋼業、食品産業において利用される石炭の代替として期待されるほか、アンモニアから水素を取り出して利用することができることから、「次世代のクリーンなエネルギーとして有望視されている」ことも指摘。

 共同検討開始を発表した苫小牧地域については、先進的CCS事業や水素サプライチェーン構築の取り組みと一体となり、「CCS、水素、アンモニア、合成燃料などの関連産業の集積を図る観点」から、「ゼロカーボン北海道や、日本全体のカーボンニュートラルの貢献にもつながる重要なプロジェクトであると認識している」と述べた。

 また、知事は26日午後から千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」で次世代半導体工場を建設中のラピダス(東京)を視察することも発表。「いよいよ来年の春にパイロットラインの稼働、その先の2027年の量産開始を実現するためには、今年度が特に重要な年になる」と強調。知事自身が現地を訪れるのは昨年9月の起工式以来で、「建設現場を直接訪れた上で、自分の目で現場の状況を確認させてもらいたい」と語った。

 当日は小池淳義社長も来道の予定。「小池社長とも意見交換させてもらい、プロジェクトの進捗(しんちょく)状況や課題を改めて共有させていただきたい」と説明。ラピダスの整備事業は、国が5900億円を支援上限とする24年度の計画予算を承認している。「非常に大きな国家プロジェクトの成功に向けて、各般の取り組みを着実に進めていきたい」と述べた。

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