ラピダス建設順調 鈴木知事が現場視察 来春、試作ライン稼働へ

建設工事が順調に進むラピダスの工場

 鈴木直道知事は26日、ラピダス(東京)が千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」で進める、次世代半導体製造工場の建設現場を視察した。同社の小池淳義社長は、来年春の試作ライン稼働を目指す中、工事が予定通り順調に進んでいることを説明。鈴木知事は「道として大きなインフラ整備の役割、用水、道路などを確実にしっかり前に進める」と述べた。

 鈴木知事が工場の建設現場を訪れるのは、昨年9月1日の起工式以来、約8カ月ぶり。同社が「IIM(イーム)」と名付ける工場棟の建設現場を見渡せる見学者ハウスで、同社の小池社長、清水敦男専務が工事の進捗(しんちょく)状況を説明。小池社長は「今までの歴史においても、これだけの規模の工場をこれだけのスピードで作っている例はない」などと力を込めた。

 鈴木知事は見学後に会見を開き「この短い期間に『ここまで来たな』というのは、やはり現場に来て強く実感した」と述べ「来年春にパイロットラインが稼働することを考えると、今年度は特に重要な年度になってくる」と強調。「今まで以上に関係者の皆さまと連携を強化しながら、戦略的に取り組みを進めたい」と訴えた。

 その上で「前例のないプロジェクトでいろいろ課題も生じる。関係する方々をしっかりコーディネートしながら、広域自治体としての役割を果たしたい」との認識を示し、「製造だけでなく、研究、人材育成が一体となった複合拠点を実現し、全道にその影響を波及させたい」とした。

 同社によると、工場の建設工事で現在1日あたり最大4500人の作業員が従事しており、8月ごろには最大6000人規模に増える見通し。

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