レーカーズは敗退 NBA プレーオフ 八村、王者に雪辱ならず 5年目は手応えも

レーカーズは敗退 NBA プレーオフ 八村、王者に雪辱ならず 5年目は手応えも
八村塁

 【デンバー(米コロラド州)時事】米プロバスケットボール協会(NBA)は4月29日、プレーオフの東西両カンファレンス1回戦(7回戦制)が各地で行われ、八村塁が所属する西カンファレンスのレーカーズは敵地米コロラド州デンバーで昨季王者のナゲッツとの第5戦に臨み、106―108で敗れ通算1勝4敗で敗退した。八村は先発出場して約34分間プレーし、15得点、5リバウンド、1アシストだった。

 日本代表「若い選手の刺激に」 NBA

 八村のレーカーズはナゲッツに雪辱できなかった。昨季は西カンファレンス決勝で0勝4敗と完敗した強敵に今季は一矢報いたものの、1勝4敗で敗退。106―106の同点から最終盤に勝ち越しを許し、八村は「昨年彼らに負けてシーズンが終わり、今年もそういう感じで残念」と唇をかみしめた。

 最後は無念の結末だったが、レーカーズと再契約して臨んだ今季は手応えも残った。序盤は故障で戦列を離れたこともあったが、2月から先発に定着し、同14日のジャズ戦で自己最多の36得点。NBA5年目で自己最多の68試合に出場し、ウィザーズ在籍時の2020~21年シーズンの1試合平均13・8得点に次ぐ13・6得点をマークした。「すごくいいリズムでできた。シーズンとしては、今までで一番良かったのではないかと思う」と胸を張った。

 今夏にパリ五輪を控える。日本代表としての出場については「まだ何も考えていない」としつつも、「もしやるとしたら、チームが勝つということもあるが、NBAに入りたいと思っている若い選手の刺激になりたい」。日本のバスケットボール界に貢献する役割も自覚した。

 ◇NBAプレーオフ

4月29日

 【東カンファレンス1回戦】

 ▽第4戦・マイアミ(セルティックス3勝1敗)

 セルティックス102―88ヒート

 【西カンファレンス1回戦】

 ▽第4戦・ニューオーリンズ(サンダー4勝)

 サンダー97―89ペリカンズ

(サンダーはカンファレンス準決勝進出)

 ▽第5戦・デンバー(ナゲッツ4勝1敗)

 ナゲッツ108―106レーカーズ

(ナゲッツはカンファレンス準決勝進出)

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る