今永、無傷の5連勝 山本先発、前田は初勝利 米大リーグ

メッツ戦に先発し、力投するカブスの今永=1日、ニューヨーク(時事)

 【ニューヨーク時事】米大リーグは1日、各地で行われ、カブスの今永はメッツ戦に先発し、7回を投げ3安打無失点、7奪三振で今季5勝目を挙げた。メジャーデビューから6試合目の先発でいまだ無傷。カブスは1―0で勝った。

 ドジャースの大谷はダイヤモンドバックス戦で、休養のため今季初めて先発メンバーを外れた。ドジャースに加入し、開幕から32試合連続で先発出場していた。同僚の山本は3勝目を懸けて登板した。

 タイガースの前田はカージナルス戦で6回を4安打1失点、5奪三振。新天地で今季初勝利を挙げた。パドレスの松井はレッズ戦に2番手で登板し、3分の2回を投げて2四球を与えたが、無安打無失点、2奪三振だった。

今季初勝利で苦境救う ダルビッシュ日米197勝目 

 負傷者リストから復帰したパドレスのダルビッシュが、チームの苦境を救う好投を見せた。首脳陣が設定した75球の球数制限がある中、「とにかく行けるところまで」。スライダーを軸にアウトを重ねて70球で5回無失点。4月14日のドジャース戦以来の登板を今季初白星で飾った。

 見せ場は三回だった。走者2人を背負ったピンチで、2番デラクルスには「とにかく良い球を思いきり投げる気持ちで向かっていけた」。力のこもった勝負を演じ、8球目で一ゴロに打ち取ると、グラブを右手でたたいた。

 打線も直後に先制して右腕を援護。「大事な勝ちを背負って投げるのが仕事」と言う松井も、2点差に追い上げられた七回途中から好救援。相手の反撃を食い止めた。大黒柱の復帰で連敗を5で止め、シルト監督も「ポジティブになれる理由が多くあった」と喜んだ。

 ダルビッシュにとって昨年7月29日以来の勝ち星で日米通算197勝目。節目の200勝への再スタートとなり、「日々どうやったらもっとうまくなれるかを考えながら、あと三つ。積み重ねていきたい」。大台を気負いなく見据えた。

吉田が左手痛めIL入り レッドソックス

 【ボストン時事】米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚外野手が1日、左手親指の負傷のため負傷者リスト(IL)に入った。4月29日にさかのぼって適用される。メジャー2年目の吉田は初のIL入り。コーラ監督は「今は手が腫れている。(検査で)状態を確認して10日間治療し、戻ってこられればいい」と話した。

 4月28日の試合で打撃を行った際に、親指の付け根を痛めた。吉田は今季24試合に出場して打率2割7分5厘、2本塁打、11打点。

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