1~3月期の道内企業 62%が正社員不足 建設業8割超える 33%がBCP策定

1~3月期の道内企業 62%が正社員不足 建設業8割超える 33%がBCP策定

 道は、2024年1~3月期の道内企業の「人手不足状況と事業継続計画(BCP)策定」に関する調査結果を公表した。正規従業員の充足度合いについては、62.9%の企業が「不足している」と回答。前期(23年10~12月期、61.1%)から1.8ポイント上昇し、人手不足感が強まっている。

 不足していると回答した内訳は、「非常に不足している」が12.7%で、「不足している」が50.2%だった。

 業種別では、建設業が80.6%で最も高い。これに運輸業(68.9%)、製造業(58.7%)が続いた。

 人手不足の影響の程度に関しては、88.5%の企業が「影響を受けている」と回答。内訳は「非常に深刻な影響を受けている」が26.1%、「一定の影響を受けている」が62.4%だった。

 人手不足の影響に関する具体的な内容(複数回答)では、「売り上げ減少(機会損失等)」が51.4%で最多。以下、「生産性やサービス等の低下」(47.0%)、「従業員間の技術・ノウハウの伝承の不足」(42.2%)、「利益減少(外注費・人件費等のコスト増)」(41.9%)、「労働環境の悪化」(34.6%)の順となった。

 人手不足の影響緩和対策(複数回答)については、「賞与・賃金の引き上げ」が68.3%でトップ。これに「福利厚生の充実・働きやすい職場環境づくり」(53.9%)が続いた。

 また、非正規従業員の充足の度合いでは、41.2%の企業が「不足している」と回答。前期(41.9%)から0.7ポイント低下し、ほぼ横ばいで推移した。

 一方、事業継続の取り組みは、BCPについて33.2%の企業が「策定」と回答し、前期から2.7ポイント増加。内訳は「策定済み」が24.1%で、「現在、策定作業中」が9.1%だった。

 業種別では、建設業が55.4%で最も高く、運輸業(24.1%)が最も低い。

 BCPの策定を予定していない理由(複数回答)については、「必要性を感じない」(45.9%)が最多。これに「必要なスキル・ノウハウがない」(38.5%)、「時間やコストを確保できない」と「人材を確保できない」(共に29.1%)が続いた。

 調査は1月12日~4月1日、道内企業900社を対象に郵送とインターネットで実施。530社から回答を得た(回答率59.6%)。

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