稽古総見 4大関、調整途上 大相撲

稽古総見 4大関、調整途上 大相撲
横綱審議委員による稽古総見で相撲を取る大の里(右)=2日、東京・両国国技館

 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた2日、横綱審議委員による稽古総見が国技館で行われ、三役以上の申し合いに臨んだ4大関は、いずれも調整途上であることをうかがわせた。

 豊昇龍はまずまずの動きで豪快な投げを打つ場面もあり、「立ち合いの当たりを確認した」。しこ名を琴ノ若から改めた琴桜は、相手の強い当たりには防戦に回った。貴景勝と霧島は精彩を欠く内容だった。新小結大の里は持ち前の馬力を生かして健闘した。

 腰痛のため先場所を途中休場した横綱照ノ富士は基礎運動のみで相撲を取らなかった。横綱審議委員会の山内昌之委員長は「元気で土俵に上がってくれればいい」と話し、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「横綱がいないから、ぴりっとしなかった」と総括した。

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