労組日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は2日、会員の支配下選手716人の今季の年俸調査結果を発表し、平均年俸は3年連続で過去最高を更新する4713万円だった。昨季を245万円(5・5%)上回った。
年俸の増額について、加藤諭事務局次長は「野球界の売り上げが上がってきている。売り上げが上がると、自然と選手の人件費に反映される」と分析した。
球団別の平均年俸は、ソフトバンクが6806万円で2年ぶりにトップとなった。2位に下がった巨人は6243万円。昨季日本一の阪神は5595万円で、7位から3位に上がった。12球団で最も低かったのは日本ハムで3483万円。
ソフトバンクは平均年俸が高い一方で、中央値は最低の1200万円。選手会は「同一球団内でも大きな格差が生まれている」と指摘した。
契約更改の満足度は、1位のソフトバンクから阪神、ロッテと続き、最下位は楽天だった。














