業況「持ち直しの兆し」 1~3月期 製造業がプラスに

業況「持ち直しの兆し」 1~3月期 製造業がプラスに

 日本政策金融公庫札幌支店は、2024年1~3月期の道内中小企業動向調査結果を発表した。中小企業(従業員20人以上)の業況判断DI(業績が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は、前期(23年10~12月期)から2・0ポイント上昇して9・0となった。同支店では「中小企業の景況は、一部に持ち直しの兆しが見られる」と分析している。

 業況判断DIは、製造業が前期から5・4ポイント上昇して1・1とプラス水準に転じた。非製造業も、4・0ポイント上昇して14・9となった。

 売り上げDIは、前期から0・8ポイント低下し9・8となり、2期連続で悪化。純益率DIも前期から0・6ポイント低下してマイナス5・3と2期ぶりに悪化した。

 当面の経営上の問題点では、「売り上げ・受注の停滞、減少」が29・0%で最多。これに「求人難」(27・7%)が続いた。

 一方、小規模企業(従業員20人未満)の業況判断DIは、前期から17・5ポイント低下してマイナス21・5となり、2期連続で悪化。売り上げDIも13・2ポイント低下してマイナス5・4となり、マイナス水準に転じた。採算DIも16・3ポイント低下してマイナス15・6となり、2期ぶりにマイナス水準に転じた。

 小規模企業の景況について、同支店では「持ち直しの動きに足踏みが見られる」と指摘している。

 調査は同公庫の取引先の中小企業488社、小規模企業461社を対象に3月中旬に実施。中小企業199社(回答率40・8%)、小規模企業285社(同61・8%)から回答を得た。

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