【ロサンゼルス時事】米大リーグは５日、各地で行われ、ドジャースの大谷はブレーブス戦に２番指名打者で出場し、一回に２試合連続の９号２ラン、八回には今季初の１試合２本塁打となる１０号ソロをいずれも中堅へ放ち、４打数４安打３打点だった。１試合４安打はメジャーで自己最多タイ。三回は左前打、六回は中前打だった。

　ドジャースは５―１で勝ち、４連勝とした。

大暴れ、左腕から２発

　日曜の午後、５万２７３３人の観客の前でドジャースの大谷が大暴れした。今季初の１試合２発。「（１本目は）遅い球に対して、ちょっと詰まり気味だった。ぎりぎり入ってくれたらいいなという感じ。２本目は完璧だった」と振り返った。

　一回無死一塁、先発フリードのカーブを捉えて中越えへ２戦連発の９号。目の前でブレーブスのオスナが七回に１０号を放つと、八回先頭で救援ミンターの速球を再び中堅へ。今季自己最長４６４フィート（約１４１メートル）の大きな一発で追い付いた。

　前日までは右投手から７本に対し、左腕からは１本だけだった。この日は左腕から２発。ロバーツ監督は「相変わらず今まで見たことのないようなことをしてくれる。なかなかあそこまで飛ばせるものではない。相手投手が右だろうが左だろうが関係ない」とたたえた。

　本塁打以外の２打席も単打を重ね、チーム５安打のうち４安打を放って４連勝に貢献した。

　試合終了時点で１０本塁打は両リーグ最多タイ。打率３割６分４厘と安打数５２は単独トップだ。今季は二刀流がお預けだが、打撃だけでもファンを十分に喜ばせている。