横田千歳市長会見 ラピダス工場の進捗26% 支笏湖ルールの追加検討へ

横田千歳市長会見 ラピダス工場の進捗26% 支笏湖ルールの追加検討へ
会見する横田市長

 千歳市の横田隆一市長は7日に定例会見を行った。ラピダス(本社東京)が同市美々で建設を進める次世代半導体製造工場「IIM-1(イーム・ワン)」の進捗(しんちょく)状況を説明。同日時点で現場に1700人から1900人の作業員が従事し、地上躯体工事、内装・外装工事、設備工事を進めていることを明らかにした。

 横田市長は「全体の進捗率は26%で工事は順調と伺っている」と述べ、「作業のピークは夏から秋にかけて。今後は設備関係者が入ってくる。住居確保などの受け入れ環境を民間と連携して進めたい」との考えを示した。

 市が整備する道路や下水道などのインフラのうち、上水道は2023年6月に資材、設計、施工業者のJV契約を締結。来年4月の試作ライン稼働に合わせて今年度中の通水を目指す。

 道路工事は逐次、工事を発注している。工場からJRを横断し国道36号に接続する「美々南通跨(こ)線橋」は、3月に道と調査設計と工事に関する基本協定を締結しており、道が調査設計を進めている。

 下水道は、27年予定の半導体製造工場の量産体制に合わせ「浄化センター」の拡張工事と「美々ポンプ場」の設計を委託済み。美々地区-浄化センター間の総延長約9.5キロの圧送管整備を設計と施工の一括方式で発注している。

 橫田市長は「国の経済安全保障に関わる重要プロジェクト。スピード感をもって取り組んでいく」と語った。

 また、大型連休中の3日に支笏湖で発生した水難事故について触れ「大変残念。事故に遭われた方の一刻も早い回復をお祈り申し上げます」と述べた。併せて「地元に相談し『支笏湖ルール』の追加記載を検討する。ルールの周知徹底、事故防止啓発に努め、より安全な利用促進を図りたい」と語った。

 「支笏湖ルール」は国立公園支笏湖運営協議会が1992年に策定した。支笏湖の地形や天候の特性、ライフジャケットの着用促進などを定め、利用者に広く周知している。水難事故では苫小牧市内の60代の男性が心肺停止の状態で救助され、病院に運ばれた。カヌーから転落したとみられている。

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