大谷、本塁打と打率トップ アーチ量産態勢に

大谷、本塁打と打率トップ アーチ量産態勢に

 6日のマーリンズで3戦連発の11号本塁打を放ったドジャースの大谷。乾いた打球音が本拠地に響くと、あっという間に大歓声に包まれた。一回無死一塁。大谷が外角高めの96・1マイル(約155キロ)に力負けすることなく、完璧に打ち返す中越えの同点2ラン。今季初の3戦連発で11本塁打とし、メジャーで単独トップに立った。

 打率3割7分も両リーグ1位で、ロバーツ監督は「しっかりと見極め、ストライクゾーンで捉えている」と評価。試合中に中継局のインタビューに答えた同僚カーショーは「こんなにすごかったとは。信じられない。ものすごい打球音だった」と驚きを隠せなかった。

 大谷は試合前、大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」の番組にベッツと共に出演した。投球が恋しくないかと問われると、「投球の日はすごく緊張するので、緊張感が恋しいのと、もうちょっと打者に集中してみたいなという気持ちも多少ある」と笑顔。今は打者として確かな手応えを感じている様子だった。

 球団によると、開幕から36試合で26長打は1901年以降のドジャースで最も多い。新天地で結果を残してきた証しのデータだが、この3日間で4本塁打と勢いは加速。昨季のア・リーグ本塁打王が、シーズン序盤で量産態勢に入っている。

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