駒大苫 七回コールド勝ち 春季道高校野球室蘭支部予選

1回戦〔苫小牧南―登別青嶺〕苫南1回2死満塁で會田が先制2点適時打を放つ=8日、とましんスタジアム

 第63回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選が8日、とましんスタジアム=苫小牧市=で開幕し、曇天の中、1回戦2試合が行われた。苫小牧南が登別青嶺に10―0の五回コールドで快勝し、室蘭栄が浦河を4―2でかわした。第2日の9日は青空の下で2回戦が行われ、駒大苫小牧が7―0の七回コールドで室蘭東翔を下した。

 大会は休養日の13日を挟んだ15日までの8日間でトーナメント戦を展開。胆振・日高の連合1団体も含めた20校18チームが参加した。今回は出場校数の大会規定により、支部代表枠が昨年から一つ減り1枠のみとなった。優勝チームは22~28日に札幌円山球場で開かれる全道大会に進出する。

(9日)

 ▽2回戦
室蘭東翔
0000000―0
020122X―7
駒大苫小牧
(七回コールド)
(室)八木、叶内―本間
(駒)寺田、大槌、太田―小池
🉂小林、茶木、酒巻(苫)
(8日)
 ▽1回戦
室蘭栄
010000201―4
001001000―2
浦 河
(室)今谷―住吉
(浦)佐々木―岡崎
🉂天戸(浦)
登別青嶺
00000 ―0
22321x―10
苫小牧南
(五回コールド)
(登)山下烈―佐々木
(苫)岩佐、上原―小田島
🉂南川(登)干上、上原(苫)

―苫南、2回戦へ気引き締め
 切れ目のない攻撃と積極的な走塁で苫南が快勝した。初回、2死満塁で6番會田の中前への2点適時打で先制。二回以降も機動力を生かして毎回得点を重ね、登青嶺を突き放した。
 苫小牧南が大勝発進したが、津田監督は気を緩める様子がなかった。今大会までに「投手陣がストライクゾーンに放り、しっかり試合をつくることを重点強化した」という。今季は規定で全国的に「飛ばないバット」が標準化され、これまでの「速球」や「パワー打撃」の通用する度合いが変わるのでは、との見立てがあるからだ。「投手はゾーンに投げ込む。打者も状況を考えた打撃をすべきだ」との持論だった。捕手で1番打者の小田島主将は「ミスもあったから、次の試合では無くしたい」と目標を定めていた。

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