海の駅ぷらっとみなと市場を運営する商業協同組合苫小牧港市場(苫小牧市港町)などが9日、市内中西部の小中学校と特別支援学校計26校の給食用に道産のホタテを無償提供した。早速、同日の給食でチャウダーの具材として登場し、児童らが舌鼓を打っていた。
昨年8月に始まった東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出で、輸出が激減する国産ホタテの販路拡大を支援する公益財団法人の水産物安定供給推進機構(東京)の補助金を活用。物価高騰の影響を受ける学校給食事業の支援にもなる―とマルトマ苫小牧卸売(汐見町)、苫小牧漁業協同組合(同)と共同で企画した。
4月30日、購入費用全額(673万5350円)の交付が決定。ホタテは貝柱のみの冷凍品約950キログラムをマルトマ苫小牧卸売が仕入れ、市内2カ所の給食センターに納入した。
9日は1粒2~3センチほどの貝柱を丸々使ったホタテチャウダーを9200食調理。苫小牧東小学校でお代わりをしていた3年生の大澤玄親さん(8)は「かんだら(ホタテの味が)じゅわーっと広がった」と満足そう。相田結乃さん(9)も「とてもおいしかった。また(給食で)食べてみたい」と笑顔だった。
ホタテチャウダーは14日、市内東部の12校でも提供される。
今回、補助金を活用した無償提供を提案した同市場事務局の青谷尚人事務局長(61)は「子どもたちが大きくなって、みなと市場が昔、『こんなこともしていたな』と思い出してもらえれば」と話していた。
ホタテの無償提供は今回の補助金の残金を使って9月にも実施予定。次回はカレーの具材に使用される見通しだ。
















