日ハム、打線が一丸 六回に鮮やか逆転劇 プロ野球

日ハム、打線が一丸 六回に鮮やか逆転劇 プロ野球

 鮮やかな逆転劇だった。日本ハム打線は五回までロッテの佐々木を打ちあぐねた。それでも六回、打者9人でつないで試合をひっくり返した。

 2死二、三塁の好機で打席に立ったのは松本剛。2球で追い込まれたが、3球目にきた低めのフォークを右前へ運び、2者がかえって追い付いた。続く郡司も右前打。佐々木に123球を投げさせてマウンドから降ろした。

 マルティネスの四球で満塁とし、打席には田宮。左翼線への二塁打を放つと、満塁の走者が一気に生還した。

 この日は佐々木の制球が荒れていたのもあったが、各打者がしぶとく球数を投げさせた。チームリーダーの松本剛は「ボール球を見極めて、いい打席を送っている打者が多かった」と言う。得点にはつながらなかったが、投球フォームを完全に見切って盗塁やエンドランを仕掛け、難敵を揺さぶり続けた。

 首位のソフトバンク相手に今季初の3連敗を喫したが、成長を見せているチームはずるずるとはいかない。新庄監督は「今年は選手を信頼して、どっしりと構えていられる」。4カードぶりに戻ってきた本拠地で、仕切り直しの1勝を手にした。

6回、勝ち越しの3点二塁打を放つ日本ハムの田宮=10日、エスコンF

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