第63回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第3日は10日、とましんスタジアム=苫小牧市=で2回戦3試合が行われた。苫小牧東が室蘭清水丘に8―1で七回コールド勝ちを収め、苫小牧中央は3校連合(苫小牧西、富川、室蘭工業)に12―0で五回コールドの快勝。苫小牧工業はえりもを9―0の七回コールドで退けた。第4日の11日は続く2回戦で苫小牧南が8ー4で苫小牧高専を下した。
(11日)
▽2回戦
苫小牧高専
200000020―4
01004300X―8
苫小牧南
(高)佐藤翔、佐藤喜、佐藤翔―鈴木桜
(南)岩佐、上原―小田島
(10日)
▽2回戦
室蘭清水丘
0000010―1
400301X―8
苫小牧東
(七回コールド)
(室)原口、髙橋―五十嵐
(苫)堀、前川、原―竹田
🉂児玉、笠原(室)堀2、原、神田(苫)
2番神田が3安打3打点の活躍で苫東が初戦を突破した。4―0の四回、神田の2点適時打などで3点を追加。6回にも神田が左前適時二塁打を放ち、室清丘を突き放した。投手陣も3人継投で室清丘打線の攻撃をかわした。
苫小牧中央
35022―12
00000―0
3校連合
(五回コールド)
(苫)今井、黒木、藤原―日向、横山
(連)登山、鈴木―山城
🉀渡邊(苫)
🉁渡邊、風晴、小倉(苫)
🉂中村、日向、林(苫)
13安打12得点の打力で圧倒した苫中央が完勝。一回、先頭米田の左前打に敵失や渡邊の適時三塁打などで3点。二回にも長短打6本を集中して5点を追加。3人継投で零封した。連合は三回、鈴木の右前打などでつかんだ得点圏の好機を生かせなかった。
えりも
0000000―0
302103X―9
苫小牧工業
(七回コールド)
(え)田中奏―丸山
(苫)大島、三木田―渡邊
🉀渡邊(苫)
投打がかみ合った苫工がコールド発進。先発大島は丁寧に投げてえりも打線に的を絞らせず、7回途中無失点の好投。打線も6番渡邊の2点走本塁打をはじめ、重盗といった足を絡めた攻撃も見せ、10安打9得点で圧倒した。
―公式戦初先発の大島油断せず丁寧に
部員10人の単独チームで出場したえりもを寄せ付けずにかわした苫工。平山監督は「大島がよく投げてくれた」と先発起用の2年生左腕を褒めた。「えりも打線の上位、中軸には好打者が多い。油断せずにいけた」と言う。低めに丁寧に投げ込み、「打者の手元で変化する持ち球」(同監督)で凡打の山を築かせた。次戦はシード一角の苫中央との対決。公式戦初先発で期待に応えた大島本人は「野手がしっかり守ってくれた」と言い、「自分らしい投球で攻めていきたい」と意気込んでいた。

















