賢治の世界描く 18日、佐藤国男さん版画展示 妙見寺

賢治の世界描く 18日、佐藤国男さん版画展示 妙見寺
展示される佐藤さんの作品と末澤住職

 苫小牧市音羽町の妙見寺(末澤隆信住職)は18日、宮沢賢治の童話や詩の世界を描く版画家佐藤国男さん(72)の作品約30点を展示する。賢治の苫小牧来訪100年を記念して同寺で開く講演会に合わせた企画。その後も、寺内のみょうけんじ文庫で公開する予定だ。

 函館市在住で山猫工房を主宰する佐藤さんは、賢治の作品を題材に木版画を製作している。会場では、賢治が苫小牧の光景を詩にしたとされる「牛」をはじめ、「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」など、木目を生かした多色刷りの作品を見ることができる。

 佐藤さんは全国で個展を開く傍ら、多くの絵本や作品を手掛けている。作品数点を所有する末澤さんは記念イベントに当たり、「牛」や賢治のイメージを豊かに表現した佐藤さんの作品を来場者にも見せたいと4月、山猫工房を訪問。熱い思いを伝えたところ、佐藤さんがほとんどの作品の無償提供を快諾した。

 末澤さんは「木目自体を生かして美を見いだす感覚が、自然美を愛した賢治と相通じる。その感性を多くの人に伝えたい」と話す。

 18日は午後1時30分から、「賢治の歩いた苫小牧」と題する基調講演など。参加費1000円。来場者には版画をデザインしたポストカード(3枚組)も用意している。問い合わせは妙見寺 電話0144(32)4859。

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