23年度の活動1228件 苫小牧ファミサポ6年ぶり増

23年度の活動1228件 苫小牧ファミサポ6年ぶり増

 子どもを預かってほしい人と援助したい人をつなぐ苫小牧市ファミリーサポートセンター(ファミサポ)の2023年度の活動件数は、前年度比398件増の1228件で、6年ぶりに前年度を上回った。特に保育施設や学校への送迎のニーズが高かった。需要が増える一方、援助者の高齢化で依頼に対応し切れない懸念が高まっていることから、ファミサポは援助者を養成する講座を今月末に開講し、新たな担い手の確保を目指す。

 ファミサポは、子どもの送迎や預かりなど援助をしてほしい「依頼会員」と、依頼に応える「提供会員」をマッチングさせる組織。市が子育て支援策として設置し、市内のNPO法人チャイルドサポートこあらに事業を委託している。保育施設などへの送迎や親の用事、リフレッシュなどで利用する「基本の預かり」と、病気や急な残業など「病気・緊急の預かり」の大きく二つに対応し、依頼会員は利用内容や時間に応じた報酬を提供会員に支払う。

 23年度の1228件のうち、「基本の預かり」は1153件で前年度比391件増。約6割が保育園や幼稚園、学校、習い事、施設などへの送迎で、保育施設や学校の休みの際の預かりも約1割を占めた。「病気・緊急の預かり」75件の内訳は、急な預かり14件、病児・病後児50件、宿泊を伴う預かり11件だった。

 ファミサポの担当者は「20~22年度はコロナ禍の影響で活動件数が大きく減ったが、5類に移行した23年5月以降増えている」と話す。登録会員数は今年3月末時点で、依頼会員1213人、提供会員160人、両方会員29人。数年間、大きな増減はないが、担当者は「活動を長年支えてくれた提供会員が高齢化し、特にニーズの高い送迎への依頼に応え切れなくなっている」と語る。

 ファミサポは新たな提供会員確保に向け、23日から8月2日までの計6回、市男女平等参画推進センターで養成講座を開く。子どもの健康や発達、看護、遊びに関する基礎知識を学ぶ内容で、20歳以上の市民なら誰でも参加できる。受講は無料だが、テキスト代2000円がかかる。

 講座の申し込み、問い合わせは同センター 電話0144(84)7266。

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