帝国データバンク札幌支店は、2024年度の設備投資に関する道内企業意識調査結果を発表した。設備投資を実施する予定(計画)がある企業は前回調査(23年4月実施)から3.1ポイント増の59.8%となり、4年連続で前年を上回った。他方、設備投資を「予定していない」企業は33.1%で、前回調査から0.3ポイント上昇した。
企業からは「10年後を見据えて設備投資していかなければ、その時が来た頃には間に合わない状況になっているだろう」(飲食料品・飼料製造)、「物価の値上げにより、コロナ禍前より3割ほどコストはアップしたが、今後値下がりすることはないと思い、早めの設備投資を決断した」(飲食料品卸売)といった声が寄せられている。
設備投資を予定している企業の規模別では、大企業が71.6%で中小企業は57.6%だった。
予定している設備投資の内容(複数回答)は、入れ替えや交換、更新など「設備の代替」が55.3%でトップ。これに「既存設備の維持・補修」(33.0%)、省人化などを含む「省力化・合理化」(21.6%)、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」(19.6%)が続いた。
設備投資を予定している企業の主な資金調達方法については、「自己資金」が55.7%で最多。以下、金融機関からの「長期の借り入れ」(21.3%)や「短期の借り入れ」(6.9%)の順となった。
設備投資を予定していない企業の理由(複数回答)については、「先行きが見通せない」が44.7%で最も多い。これに「投資に見合う収益を確保できない」(24.8%)、「現状では設備は適正水準である」(24.2%)が続いた。企業からは「設備投資したくても資材高騰、人手不足とネガティブ要因が多い」(建材・家具、窯業・土石製品製造)との指摘が出ている。
調査は4月16~30日、道内企業1133社を対象に実施。487社から回答を得た。回答率43.0%。
















