帝国データバンク札幌支店は、6月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月から0.4ポイント増の42.8となり、2カ月ぶりに改善した。業界別では金融など4業界が改善し、小売など5業界が悪化した。
全国(43.3)との比較では0.5ポイント下回り、その差は前月から0.6ポイント縮小した。
企業の規模別では、大企業が前月から0.6ポイント増の44.6となり、2カ月ぶりに改善。中小企業も0.5ポイント増の42.5となり、2カ月ぶりに改善。中小企業のうち小規模企業も0.5ポイント増の42.7となり、2カ月連続で改善した。大企業と中小企業の格差は2.1ポイントで、前月から0.1ポイント拡大した。
業界別では、金融、不動産、卸売、運輸・倉庫の4業界が前月から改善した。卸売は3.6ポイント増の43.0、運輸・倉庫は2.8ポイント増の40.9となり、いずれも2023年12月以来、6カ月ぶりに40を上回る水準となった。
一方、農・林・水産、建設、製造、小売、サービスの5業界は前月から悪化した。サービスは0.9ポイント減の42.3となり、3カ月連続で悪化している。
先行き見通しでは、「3カ月後」が45.0(前月調査45.1)、「6カ月後」が44.2(同44.9)、「1年後」が43.9(同44.3)。3指標とも前月調査から悪化予想となった。
企業からは「業界内の感触として運転資金需要や設備投資も上向き感がある」(金融)といった声が寄せられる一方、「売り上げは回復傾向にあるが、原材料価格の高騰分の転嫁が追い付かず、収益を圧迫され、賃上げ負担も重なり経営は厳しい」(飲食料品・飼料製造)、「インバウンド(訪日客)は好況ながら人材難でチャンスを全て獲得できていない」(広告関連)との指摘も出ている。
調査は6月17~30日に、道内企業1133社を対象にインターネットで実施。488社から回答を得た(回答率43.1%)。
















