苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の毛ガニ籠漁は11日、苫小牧港・西港漁港区で初水揚げされた。初日は漁船16隻で約5・6トンを漁獲し、卸売価格の最高値は甲長10センチ以上の「大」が1キロ当たり1万1129円で取引。前年の初日を2130円上回る幸先良いスタートを切った。
胆振太平洋海域(室蘭市―むかわ町)の毛ガニ籠漁は、道の資源調査結果に基づいて漁獲枠が決まり、甲長8センチ以上の雄に限定して漁獲。今年の漁期は10日から8月20日まで42日間。
苫小牧漁協は漁船16隻で操業し、漁獲枠は前年比約0・4トン増の24・4トン。近年は資源量の順調な増加・回復と、厳しい制限が乖離(かいり)しており、昨年も漁開始から約2週間で上限に達した。
今年は10日に苫小牧沖合20キロ程度の海域にカニ籠を仕掛け、11日未明から早朝にわたって漁船全16隻が出漁し、カニいっぱいの籠を引き上げ、苫小牧港・西港漁港区で初水揚げした。
市公設地方卸売市場で初競りを行い、1キロ当たり卸売価格は「大」が1万1129~1万369円、甲長9センチ以上の「中」が同8111~6300円などで取引された。
カニ籠漁業部会の髙島正司船団長(53)は「午前1時に出港したが、いいなぎだった。大きいカニがいっぱいいた」と顔をほころばせつつ、初日だけで漁獲枠の5分の1以上を消化する入れ食い状況に「漁獲枠は実態に合わせ、増やしてほしい」と願っていた。
















